始めの言葉

「プリンターから印刷できて当たり前」と、ユーザーからもSIerからも軽視されがちなプリンターの世界ですが、実際にはお困りだったり、思ったような印刷結果が得られないまま我慢してお使いの皆様のために、今までの経験が役立てばと、このブログを立ち上げました。印刷の基本から、応用情報、問題の解決方法を情報発信すると共に、PDF化など、これからどうするかについても、ご相談に乗れれば幸いです。ご質問はコメントでお寄せください。

2015年5月5日火曜日

文字コードの話 - CCSID1399バージョン1とは

繰り返しになりますが、IBMホスト・システム上の文字コード体系であるEBCDICと、JIS規格は別の規格です。そのため、JIS83年の規格改訂で、文字コードと文字イメージの組み合わせの入れ替えがあっても、EBCDICの世界ではそのような変更はありません。しかし、日本語を表わす文字がJIS規格の改訂で増えた場合には、EBCDICでもそれに追随して文字を追加していかないと、PC上で表示できる文字がホスト・システム上には反映できないことになってしまいます。
そこで、経緯を整理すると、
  • JIS1978年規格で、6,802文字を制定しました。
  • JIS1983年改訂で、44文字(22組)の文字の入れ替え、300文字の字形変更、75文字の追加があり、総文字数は、6,877文字になりました。
  • JIS1990年改訂で、2文字追加され、総文字数は6,879文字になりました。
ここまでの文字に対しては、Windowsの世界ではWindowsXPが対応し、EBCDICの世界では、CCSID930/939に反映されました。その後、
  • JIS2000年改訂で、4,344文字が追加されました。この部分をJIS第3水準、第4水準と呼ぶことがあります。その結果、文字数は11,223文字と急増しています。この文字数に対応するWindowsはWindowsVista以降、EBCDICでは、CCSID1399バージョン1となります。
  • JIS2004年改訂では、168文字の字形変更と10文字の追加がありましたが、これを反映したCCSID1399がバージョン2となります。
その他にも、使用可能な外字の数にも違いがあります。CCSID930/939では、最高4,370文字の外字を定義して使用できるのに対して、CCSID1399では、最高6,205文字となっています。
システムの世界で文字の扱いを考える時に、先ず文字はどうやって入力されるのかを考える必要があります。例えば、ユーザーがWindowsPCから入力する際には、その文字がホスト・システム上でも使用可能かどうかを意識する必要が無いようにする必要があるでしょうし、そのためには、ホスト・システム側でも、つまりEBCDIC側でもそれらの文字には一通り対応する必要が出てくるわけです。そして、最後に印刷するとしたら、直結プリンターの場合は、プリンターも内蔵フォントとして対応する必要があるのですが、残念ながらCCSID1399バージョン1までとなっているのが、実情です。
5400-F06全文字印刷-1
添付イメージは、直結型のライン・プリンター5400-F06の全文字印刷の一部です。
5400-F06全文字印刷-2
1番目の中のxB840「丂」以降が、CCSID1399で追された文字になります。


5400-F06全文字印刷-3
5400-F06全文字印刷-4

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