始めの言葉

「プリンターから印刷できて当たり前」と、ユーザーからもSIerからも軽視されがちなプリンターの世界ですが、実際にはお困りだったり、思ったような印刷結果が得られないまま我慢してお使いの皆様のために、今までの経験が役立てばと、このブログを立ち上げました。印刷の基本から、応用情報、問題の解決方法を情報発信すると共に、PDF化など、これからどうするかについても、ご相談に乗れれば幸いです。ご質問はコメントでお寄せください。

2018年7月1日日曜日

MapDraw を使った帳票設計のテクニック 第2回 - 2up 指定 - 2 -

前回に続いて、2ページを1ページに集約 (2up) した PDF ファイルを生成するための、帳票設計の手順をお話します。
8. シーケンス "00010" のプロジェクト・ファイルの MapDraw のタブを "MapF" 側に切り替えます。スプール・データをそのままの配置で、A4 左半分に表示するための設計を行います。このサンプルでは、固定グループ "g1" としては、開始行に 1 行目、終了行に 66 行目を指定します。その中に、ゾーン "Z11" として、次の設定を行いました。
- データの配置は、6 桁目から長さ 123 桁
- フォントは、MS ゴシック 7 ポイント、固定ピッチ 13
- ゾーンの間隔には、39.79 10/mm
これらの設定値は、A4 サイズの左半分に、1 ページの全データをもれなく、しかもバランスよく配置するために選択したものです。
シーケンス"00010"のプロジェクト・ファイルのMapF画面
そのプレビュー画面
9. 同じ設計を、シーケンス "00020" のプロジェクト・ファイルの MapF 画面にも適用します。ただし、右半分の画面に、固定グループとそれに付属するゾーンを配置します。この時、シーケンス "00010" の MapF 画面で設計済みの固定グループ "g1"を指定してコピーし、シーケンス "00020"のMapF 画面でペーストすると、ゾーンも一緒にセットでコピーされるので、便利です。
シーケンス"00020"のプロジェクト・ファイルのMapF画面
そのプレビュー画面
なお、プレビュー画面では、1 ページ目からページをめくっていくと、シーケンス "00010" のプロジェクトでは偶数ページが、シーケンス "00020" のプロジェクトでは奇数ページが、次のようにグレー表示となります。これは、そのページには設計が適用されないことを表しますので、それぞれのプロジェクトのプロパティで設定した条件が、正しく機能していることを確認できます。もちろん、マルチ・プレビュー・ボタンを押してからページをめくっていくと、奇数ページと偶数ページで、データが表示される画面が左 -> 右 -> 左と切り替わっていくことでも、条件設定が正しく機能していることを確認できます。
シーケンス"00010"のプロジェクトで偶数ページをプレビューした時の画面
10. 以上で設計は完了したので、"プロジェクトを生成する" ボタンを押して、2 つのプロジェクト・ファイルを保存します。ここでは、プロジェクト・ファイル名は、シーケンス "00010" には  "2UPTEST1"、シーケンス "00020" には "2UPTEST2"と指定しました。
シーケンス"00010"のプロジェクトの生成画面
11. 後の PDF ファイルを生成するまでの手順は、通常の手順とほとんど変わりません。先ずは、Mapping メニュー画面で "2. MapDraw フォーマットの取込み" を行います。
MapDraw フォーマットの取込みの画面
12. PDF ファイル生成のコマンドを実行します。MAPCPYSPLF コマンドを使用しますが、シーケンス "00010" と "00020" という 2 種類のフォーマットを適用しますので、"Sequence" パラメーターには、"*MRG" を指定します。その他の注意点はいつもと同じで、次の値を指定することです。
- パラメーター "Mapdaw format language" には "*XPS"
- "XPS Printer/outfile language" には "'*PDF'"(大文字であることに注意)
生成された PDF ファイルを表示した画面


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