14. "DrawF"画面の設計を、"4. 着店控"、"5. 配達受領票"、"6. 送り状(荷受人様控)"に変更します。その際に、元々の"1. 送り状"の部分は、タイトルを"4. 着店控"に書き換えるだけで済みます。"2. 貨物受取書"の部分は、それを編集するよりも、できたばかりの"4. 着店控"をコピーして、タイトルを"5. 配達受領票"に書き換える方が楽です。このような場合は、次のような手順で行なうと、楽で確実です。申し送れましたが、この方法は、初めのプロジェクトで、"1. 送り状"の罫線や文字を元に、"2. 貨物受取書"、"3. 発店控(入力票)"を作る時も同じです。
14-1 マウスで長方形を書くようにして"4. 着店控"の罫線や文字を一括指定(周囲を8個の黒四角で囲んだ状態)します。
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5. 配達受領票を範囲指定したところとY座標の値 |
14-2 それをコピーしてそのまま貼り付けます。(Ctrl キー を押してから C キーを押し、更に Ctrl キーを押したまま V キーを押す)すると、MapDraw では、コピーした後の貼り付けは、同じ場所に行なわれます。
14-3 画面下のX, Y 座標 は選択している範囲の左上角の座標を表わし、右方向が、X軸の正方向、下方向が、Y軸の正方向になります。そこで、Y 座標の値に、A4 縦の1/3の長さ、即ち、297mm / 3 = 99mm を足した値を入力します。それによって、コピーされた"4. 着店控"の罫線や文字は、"5. 配達受領票"の位置に移動しますので、その後で、タイトルを"5. 配達受領票"に書き換えます。
"6. 送り状(荷受人様控)"の罫線や文字も同様にして、編集します。
15. データの配置を指定する"MapF"画面の設計も、同じ考え方、つまり、複数のゾーンを一括指定
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1面を2回コピーして3面のデータの配置を設計した"MapF"画面 |
して、それをコピー、貼り付けする手順の繰り返しが適用できます。そして、貼り付けた後の位置の調整は、X 座標、Y 座標の値を直接入力することにより、より精密な位置合わせができます。
16. サンプルの"送り状"帳票の場合は、スプールの1ページに対して、シーケンス"00010"
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マルチ・プレビュー1ページ目 |
と"00020"の2つのプロジェクト交互に適用することになります。MapDraw で"OKURIJO_00010.mpp"と、"OKURIJO_00020.mpp"の2つのプロジェクトを開いた状態で、"マルチ・プレビュー"ボタンを押します。そうすると、スプールの1ページに対して、"OKURIJO_00010.mpp"が適用されたプレビュー画面が表示され、スプールの改ページ用の右向きの三角ボタンを押すと、ページは1ページのまま、"OKURIJO_00020.mpp"が適用されたプレビュー画面に切り替わります。
もう1回押すと、2ページとなり、"OKURIJO_00010.mpp"が適用されたプレビュー画面が表示されます。
このようにして、この設計が正しいことが、MapDraw 画面上で確認できます。
17. 以上で、MapDraw での設計が完了しましたので、"OKURIJO_00010.mpp"と、"OKURIJO_00020.mpp"に対して、"プロジェクトを生成する"ボタンを押し、生成、保存します。
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新規プロジェクトの関連付け画面 |
PDF ファイルを生成するには、更に"プロジェクトの関連付け"を行います。"ホーム"ボタン -> "プロジェクトの関連付け" -> "新規"を指定すると、次のような画面が表示されます。ここでは、"OKURIJO_00010.mpp"と、"OKURIJO_00020.mpp"に対して">"ボタンを押して、右側の"関連付けられたプロジェクト"に移動します。
そして、"生成"ボタンを押します。
18. 次の画面が表示されますので、2つのプロジェクトを関連付けるためのファイルとし
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関連付けのファイル名の指定画面 |
て、"OKURIJO.mpa"(拡張子の中の"a"は、関連付け = association という意味です。)と名前を付けて保存します。
保存する際、次に表示される画面で、PDF ファイルを生成するための関連付けを表わすため、生成言語として"PDF"を指定します。"PDF"を指定すると、"モノクロ"か"カラー"かを選択できます。
なお、"フォント"は、プロジェクトの生成時点で転送していますので、ここではチェック・ボックスのチェックは外します。
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生成の設定画面 |
その後、"生成レポート"画面が表示され、赤信号が無ければ、PC 上での操作は終了です。
後は、AS/400 上の Mapping のコマンドを使って、PDF ファイルを生成することになります。
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