(参考までに、PC の世界では、COPY コマンドを使用して複数のファイルを結合して 1 つのファイルを作成することが可能です。)
Mapping V7 では、PDF ファイルのまま結合することはできないのですが、XPS ファイルを結合して、最後に結合した XPS ファイルを PDF ファイルに変換することが可能です。
コマンドとしては、次のような指定方法になっています。
1. 3 つのファイルを 1 度に結合して、1 つの "fainal.xps" ファイルを生成する場合
map_xps -outfile:/tmp/final.xps -add:/tmp/test1.xps -add:/tmp/test2.xps –
add:/tmp/test3.xps
2. 結合する対象の XPS ファイルの数が分からない場合には、次のように何度かに分けて結合します。つまり、"final.xps" に対して、1 つずつ結合していくという考え方です。
map_xps -tempfile:/tmp/final.xps -add:/tmp/test1.xps
map_xps -tempfile:/tmp/final.xps -add:/tmp/test2.xps
map_xps -tempfile:/tmp/final.xps -add:/tmp/test3.xps
では、実際に結合してみましょう。
今までお馴染みの "BAYTOP.xps" ファイルに、Mapping のマニュアル (PDF ファイル) の1 ページから作った XPS ファイルを結合します。
1. PDF ファイルを "Acrobat Reader DC" で開いて、"ファイル"->"印刷" を選択します。印刷指定画面で、"プリンター" には "Microsoft XPS Document Writer" を指定します。
ページサイズ処理は "実際のサイズ" を選択して、更にここでは "印刷するページ" は、"現在のページ"(1ページ)を指定してから、"印刷" ボタンを押します。
Acrobat Reader の印刷指定ページ |
XPS ファイルとして保存する |
CALL MAP_XPS と入力して F4 キーを押します。 |
'-outfile:/map34806/mapping/test/Concatenate.xps' <- Concatenate.xps ファイルを作成します。
'-add:/map34806/mapping/test/BAYTOP.xps' <- BAYTOP.xps ファイルを元に結合します。
'-add:/map34806/mapping/test/XPSmanual.xps' <- PDF ファイルから作成した XPS ファイルを結合します。
CALL MAP_XPS とパラメーター |
5. 次にもう 1 回、MAP_XPS プログラムを使用して、"XPSmanual.xps" を "XPSmanual.pdf"ファイルに変換します。
XPS ファイルから PDF ファイルへの変換 |
7 ページ目にマニュアルの 1 ページが結合された PDF ファイル |
7. 試しに、結合する XPS ファイルの順序を逆にしてみましょう。
結合する XPS ファイルの順序を逆に指定する |
1 ページ目がマニュアルとなった PDF ファイル |
0 件のコメント:
コメントを投稿