用紙サイズは本来 MapDraw を使用して帳票設計を始める際に決めているものですが、ここでは、帳票設計時の用紙サイズ XPS ファイルを生成した後で、用紙サイズを変更します。
用紙サイズの変更に当たっては、map_xps に 3 種類の異なったパラメーターが用意されていて、それぞれの変更法は次のとおりです。
-paper:XXX <- 内容に変えずに、用紙(ページ)サイズのみを変更します。
-scale:XXX <- 用紙サイズを変えずに、ページの内容のサイズを変更します。
-changeformat:XXX <- 内容も含めて、用紙全体のサイズを変更します。(縦横の比率を維持します。つまり、通常の拡大縮小を行います。)
また、使用可能な用紙サイズの値は次のとおりです。: AUTO, EXECUTIVE, LETTER, LEGAL, LEDGER, A4, A3, A2, A1, A0, MONARCH, COM10, DL, CS, B5
規格外のサイズの指定も可能で、その方法は、次のとおりです。
-changeformat:xx.xx,xx.xx[,cm|in|mm]
- 2 つの小数は、幅と高さです。
- 小数の区切りは、‘.’ (ドット)です。
- 値同士の区切りは‘,’(カンマ) か ‘;’ (セミ・コロン)です。
- 単位はオプションです。: cm (デフォルト), mm または in(インチ)
1. 用紙サイズのみを変更します。
いつものベイトップ書房の見積書の xps ファイルに対して、次のように用紙サイズのみを "A3" サイズに変更します。
-paper:A3 を指定する |
生成された XPS ファイルの表示 |
用紙サイズは A4 のままで、内容のみ縦横それぞれ 50% 縮小します。指定方法は次のとおりです。
内容のみ縦横 50% 縮小の設定 |
内容のみを縦横 50% に縮小 |
指定方法は、次のとおりです。
全体を A3 サイズに拡大 |
PDF ファイルに変換 |
A3=297x420mm サイズになっていることの確認 |
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