各行の "6" 桁目に、ブランクが無ければ、つまり、何かのデータが存在すれば実行するという条件を、罫線のプロパティ画面の中で設定しました。しかし、その結果、プレビューすると罫線しか表示されませんでした。
それは、グループの中で条件を設定した場合には、その条件の結果が "真" になった場合だけ実行されるからです。
この場合に当てはめると、"6" 桁目にデータがある行において、罫線を引くことだけが "真" だったので実行されましたが、文字を表示するゾーンに対しては条件を設定していないので、"真" になることがなく実行されなかった、つまり、文字は表示されなかったということになります。
別の言い方では、グループの中で条件を設定する場合には、グループの中の全ての要素に対して条件を設定しないとならないと言えます。
では、前回、設定した "z11" というゾーンに対して条件を設定します。条件は新たに定義する必要はなく、罫線に適用した "a" を使用すればデータのある行の文字を表示できるはずです。
ゾーンに条件 "a" を適用する |
プレビュー画面 |
それは、条件 "a" で指定した "6" 桁目にデータのある行に対して、罫線や文字のゾーンを設定しているからです。つまり、"6" 桁目にデータの存在しない空白行に対する手当てを行う必要があるということです。
そのためには、6 桁目を 1 桁だけ(桁数はもっと多くても構いません。)指定したゾーン "z12" を設定します。
ゾーン "z12" の設定 |
条件 "b" の設定 |
プレビュー画面 |
もちろん、ゾーン "z11" のプロパティで、間隔を調整するという方法もあり得ます。その場合は、間隔の量を調整できることがメリットかと思います。
ただ、良く見ると、文字と罫線の間隔が狭く、下部が重なって見えます。
プレビューを倍率100%で表示した画面 |
罫線の Y シフトの値を 10 に設定する |
プレビュー画面 |
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