プリファレンスの設定を行なった MapDraw を起動すると、次の画面が表示されますので、ホーム・ボタンを押してから"新規"->"プロジェクト"と指定するか、画面上の"新規"の下にある"プロジェクト"を指定します。
MapDraw 帳票設計の開始 |
"新規"->"プロジェクト"を指定すると、初めに次のような"新規プロジェクト"という画面が表示されます。
新規プロジェクトを定義する画面 |
A : ここで言う言語は、日本語や英語のことではなく、Mapping処理して生成されたファイルの形式を指しています。選択肢には、XPS の他に PDF、PCL5 等何種類かありますが、Mapping V7 では先ず XPS 形式のファイルを作りますので、デフォルトの "XPS" のままとします。
B : G の"片面/両面" 欄では、通常の片面の他に、"長辺綴じの両面"や"短辺綴じの両面"が選択できます。プリンターでの印刷と違って、XPS や PDF ファイルでは、本来は片面も両面も意味が無いので、このような設定項目があるのはおかしいように思われますが、奇数ページと偶数ページで設計が切り替わる場合に指定するとお考えください。画面の例のように、G で"片面"が指定されていれば、B では片面欄に "Portrait" か、"Landscape" を選択できます。これらはプリンターの業界用語のようですが、"Portrait" は肖像画ですから"縦長"を表わし、"Landscape" は風景画ですから"横長"を表わします。
C : 冒頭でもお話しした"フォーマット"の名前を指定します。英数半角大文字で、最大 10 文字です。1つのスプールに適用される帳票設計に共通の名前となります。Mapping のコマンドのパラメーターとして使用しますので、どのスプールにどのフォーマットを適用するかをきちんと管理する必要があります。
D :1つのスプールに適用する帳票設計が、各ページ共通の1種類であれば、デフォルトの"00010"のままで良いですが、複数ある場合には、共通の"フォーマット"名に対して、シーケンスを"00010"、"00020"、、、という具合に追加していきます。
E : 説明欄には、25文字までの英数半角文字を指定できます。AS/400 上の Mapping のメニュー画面で、帳票の説明として表示されますので、入力しておくと後で少し便利かと思います。残念ながら全角文字は、入力できません。
F : ページのサイズを指定します。選択肢には、A4、A3、A5 等の規格サイズがありますが、例えば B4 等の B 系列のサイズは、日本独自規格なので用意されていません。B 系列のサイズや、他の規格外のサイズの場合には、"Customized" を選択します。そうすると、I 欄で、縦、横の長さを、cm 、mm、1/10mm、ドット単位で任意に指定することができます。なお、上の画面での単位 "10/mm" は、1/10mm を意味しています。
H : "Xマージン" は左右の、"Yマージン"は上下の余白を表わしています。この値が影響することは、実際にはあまりないのですが、ゼロにしないようにご注意ください。
J : コードページ欄には、デフォルトで "1200 : Unicode" が指定されます。Mapping は、文字コードを Unicode に変換しますので、元のスプールの言語に関わらず、ここは変えないようにご注意ください。
K : ここでは、Mapping 処理の元になるデータが、スプールの場合には "SPLF"を、XML ファイルの場合には "XML" を指定します。
L : 元になるデータがスプールの場合、スプールの属性の中にある"DBCS SO/SI スペース"と合わせます。これは、SO/SI を半角ブランクとして扱うか、詰めるかを、元のスプールと合わせておかないと、桁ずれの発生に繋がるからです。
スプールの属性 SO/SI スペースの扱い |
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