これらの主な特徴は、次のとおりでした。
- InfoPrint 20 (4320-003)
ブランド名が、"Network Printer" から "InfoPrint" に初めて変わりました。
また、ネットワークに接続して複数のユーザーで共有することを追求した結果、Windows PC からのドライバー印刷だけでなく、Mac や AIX からの 日本語 PostScript3 形式の印刷の場合にも、自動的に印刷データ形式を判断して切り換えて、印刷することができます。
その他、PAGES や、ドット・プリンター用として DOS/V の標準規格となった ESC/P にもオプションで対応します。
更に、大型システムや、AS/400 との直接接続印刷用として、AFP にも日本語対応するといった多彩振りです。
共有する以上、高い耐久性も必要で、月平均 7,500 枚、最高 75,000枚 の使用を想定した作りとなっていました。
印刷速度 : 20ページ/分(A4)
解像度 : 600DPI、1200DPI
印刷データ形式 : PCL5、日本語 PostScript3、IPDS(漢字)、PAGES、ESC/P、SCS(英数文字)
(IPDS、PAGES、ESC/P、SCS はオプション。)
InfoPrint 20 |
既に気が付かれたと思いますが、4 桁の型式は、初め 2 桁は"43"で固定、後ろ 2 桁が印刷速度を表わすという仕組みになっています。しかし、この "InfoPrint 40" は、印刷速度が 40 ページ/分であるのに対して、型式は "32" となっています。これは、初めに海外で発表された時には、32 ページ/分の速度だったのですが、日本で発表する時点では、速度が少し高速化されて、40 ページ/分になったという経緯があったからです。
InfoPrint 40 は、InfoPrint 20 の 2 倍の印刷速度であるばかりでなく、給紙オプションや、排紙オプションによって、最高 3,550 枚の連続給紙や、最高 2,500 枚 の排紙容量を持った、最上位モデルでした。
サポートする印刷データ形式は、InfoPrint 20 と同じで、様々な形式の印刷データを自動判別して印刷することができました。
印刷速度が速いだけに、耐久性も月平均 50,000 枚となっていました。
印刷速度 : 40ページ/分(A4)
解像度 : 600DPI、1200DPI
印刷データ形式 : PCL5、日本語 PostScript3、IPDS(漢字)、PAGES、ESC/P、SCS(英数文字)
(IPDS、PAGES、ESC/P、SCS はオプション。)
InfoPrint 40 |
InfoPrint 40 フル・オプション構成 |
これは、A4 サイズ対応のプリンターです。国内では A4 サイズ対応のプリンターは、A3 サイズ対応のものに比べてなかなか受け入れていただけませんでした。特に、このモデルだけは、PAGES と ESC/P オプションが用意されなかったので、従来製品との互換性の観点で、制約がありました。
それ以外は、意欲的な仕様を持っていた製品ですが、今となっては、その特徴を生かしきれなかったと思います。
印刷データ解像度 : 1200DPI
印刷速度 : 20ページ/分(A4)
耐久性 : 最高 100,000 枚/月
連続給紙容量 : 最高 1,750 枚
連続排紙容量 : 最高 1,100 枚
初めての Web ページ対応(ブラウザーを使って、プリンターの状況を表示したり、設定を変更する機能)
初めての IPP(Internet Printing Protocol) 対応
InfoPrint 21 |
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