プリンターがネットワークに接続できたら、同じネットワークに繋がっている PC でブラウザーを起動します。(ブラウザーの種類は何でも構いません。)
1. 起動したら、アドレス欄に、5400 プリンターに設定した IPアドレスを入力して、読み込みを行ないます。次の画面が表示されますが、この画面は、5400 プリンターが持っている、所謂ホームページで、操作パネルの液晶ディスプレイに表示されているメッセージや、各種のランプの点灯状態を表わしています。(ここでは、接続先の AS/400 の設定前であるため、"ホストシステム ト セツゾクサレテイマセン"というメッセージが表示されていることが分かります。)
そのため、プリンターの設置場所に行かなくても、PC から、操作パネルの状態を確認したり、設定を変更することができます。しかし、ホームページですから、次のような限界はあります。
|
5400 Web ページ |
- 画面のスイッチを押すことはできません。つまり、遠隔操作は行なえません。
- 最新の状態を表示させるには、PC のキーボードの F5 キーを押すなどして、再読み込みを行なう必要があります。
2. 左サイドのメニューの中の"アクセス・モード"の"管理者"をクリックすると、管理者としてアクセスするための、ユーザー ID とパスワードの入力を求められます。それらの工場出荷値は、プリンターのマニュアルに記載されています。入力すると、"アクセス・モード"は"ユーザー"に変わり、初期設定の変更を行うことができるようになります。(表示と権限が逆のように見えますので、ご注意ください。)
|
ユーザーIDとパスワードの入力画面 |
3. 左サイドのメニューの中の"プリンター設定"をクリックすると、その子供のメニューが表示されますので、その中の"-Telnet5250"をクリックします。
|
プリンター設定->Telnet5250を選択 |
4. 表示される"Telnet5250設定"の画面の上半分では、操作パネルではスイッチを使って設定する設定の内、SCS コマンドの処理に関するメニューと同じものが、表示されます。
|
SCS 設定メニュー |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
5. 同じ画面の下半分に、これから設定を行なう"Telnet5250"設定のメニューが表示されます。注意点は次のとおりです。
- 接続先の AS/400 は 2 台登録できます。しかし、実際に使用するには、どちらか 1 台を選択します。
- 接続先の AS/400 を登録するには、ホスト名か IPアドレスで指定します。ホスト名で指定するには、DNS(ドメイン・ネーム・サーバー)の IPアドレスも併せて登録します。
- "デバイス名"には、AS/400 上に自動構成される印刷装置の装置記述名(そのまま OUTQ 名になります)を指定します。
- 他の設定値は、そのままとし、変更しないでください。
設定値を入力したら、画面下にある"送信"ボタンを押します。
|
Telnet5250 設定メニュー |
6. "送信"ボタンを押すと、"プリンター・リセット"画面が表示されます。"プリンターを再起動する"が選択された状態のまま、"送信"ボタンを押すと、その PC から、設定情報がプリンターに送信されて書き込まれ、それを有効にするために、プリンターを再起動します。
|
プリンター・リセット画面 |
7. 再起動すると、IPアドレスやホスト名で指定した AS/400 に接続に行き、設定したデバイス名の装置記述ができます。その結果、プリンターの操作パネルの液晶ディスプレイには、"ホストシステム ト セツゾクサレテイマセン"ではなく、"インサツチュウダン"が表示されるはずです。
操作パネルの"印刷"スイッチを押せば、いつでも印刷可能です。
0 件のコメント:
コメントを投稿