カタカナを先に追加した文字コードは、"CCSID930"という上の表です。その空いている箇所(青色)に英語の小文字を追加して、両方の文字を共存できるようにしたものが、下の"CCSID5026"です。
この中で、例えばカタカナの"ア"の文字コードは、"CCISD5026"では"x81"ですが、"CCSID5035"の"x81"は、"a"ですから、もし同じ"x81"という文字コードがプリンターに送られてきても、プリンターの持っている内蔵フォントの文字コードが、どちらの文字になっているかによって、印刷結果に「文字化け」が発生するわけです。
AS/400側だけでなく、プリンター側でも"CCSID5026"と、"CCSID5035"に合わせた内蔵フォントと文字コードの関係を持っていて選択できるようになっています。AS/400側のCCSIDと、プリンターの初期設定を合わることで、「文字化け」の無い正しい印刷ができるということです。
(例えば、5400ライン・プリン ターの初期設定では、「エイスウカナ モジセット」がCCSID5026用、「エイ コモジ セット」がCCSID5035用となります。)
ただし、ここで言っている「プリンター」とは、5400ライン・プリンター等の、AS/400とTtelnet5250やTwinaxで直結して印刷するタイプのものを指しま す。
プリンター・セッション経由の印刷では、プリンター・セッションが、EBCDICからShift-JISに文字コード変換を行いますので、文字コード の設定を合わせる必要があるのは、プリンター・セッションの設定ということになります。
プリンター・セッションの画面で「通信」->「構成」と選択すると、下の画面が表示されます。その中の下の方にある「939日本語英数小文字拡張」は、AS/400側のCCSIDが"5035"であることを表わします。
("CCSID5026"の場合は、930日本語英数カナ拡張を選択します。)
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