前回までで、ROBOT の設定が終わりましたので、実際に ROBOT を動かして、PDF ファイルができるかどうかを試してみましょう。
ROBOT を開始するには、Mapping メイン・メニューで、"14. オペレーション・メニュー" を選択してから、"5. ROBOT の処理" を実行します。
次のように表示された "ROBOT メニュー" の画面にある "1. ROBOT の開始" を実行します。
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ROBOT メニュー画面 |
次の画面では、ROBOT を実行する際のログを取得しておくかどうかが聞かれます。初めて ROBOT を設定して稼動テストを行うのですから、次のように "*YES" に変更して実行キーを押します。なお、この画面で表示されているように、コマンドを使って ROBOT を開始するには "STRRBT" というコマンドを使用します。
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ROBOT の開始画面 |
この画面で実行キーを押すと、ROBOT は動き始めるのですが、画面は元の "ROBOT メニュー" に戻るだけで、実際に動いているかどうか不安です。
そこで確かめる方法は、2 つあります。1 つは、この画面で "4. ROBOT の状況の表示" を実行する方法です。
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ROBOT の状況の表示を選択 |
すると次の画面が表示されます。"状況" 欄が、"ACTIVE" と表示されていれば、無事稼動していることを表します。
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ROBOT の状態表示画面 |
なお、この画面の "OPT" 欄に "3= 保留" を指定して実行すると、次の画面のようになり、ROBOT の活動を保留できます。
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ROBOT を保留した結果 |
同様に "2= 変更" を指定して実行すると、次のような画面が表示されますので、ジョブの優先順位を変更することができます。
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JOB 変更の画面 |
"5= 処理" を指定して実行すると、次のような画面が表示されますので、ジョブ・ログの表示も可能です。
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JOB の処理画面 |
もう一つの方法は、"WRKACTJOB" コマンドを実行する方法です。実行すると、次のように "サブシステム/ジョブ" 欄に ROBOT が表示されます。
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WRKACTJOB コマンドを実行した画面 |
前回のお話で定義したアクションの中で、PDF ファイルは、IFS 上の "/map34806/mapping/test/" フォルダーの下に、"&SPLF.pdf" つまり "スプール名.pdf"という名前で生成することになっていました。"/map34806/mapping/test/" フォルダーの下にファイルが無いことを確認します。
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"/map34806/mapping/test/" フォルダー |
ROBOT が稼動していることを確認したら、ROBOT が監視している OUTQ にある、PDF ファイルを生成する対象となっているスプールを一旦 "保留" 状態にしてから "解放" します。そうすると、空だった"/map34806/mapping/test/" フォルダーに "STD132P.pdf" という PDF ファイルが生成できたことを確認できました。
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"STD132P.pdf" という PDF ファイルが生成できた |
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