Mapping メイン・メニュー-> 1.スプール・ファイルの処理 ->STD132Pを指定して表示した画面 |
使用するコマンドは、Mapping V7 では "MAPCPYSPLF" コマンドです。
因みに、Mapping V6 では、"MAPSPLPDF" というコマンドを使いますが、この場合は、MapDraw 上でのフォーマットの生成手順が異なります。ここでは、V7 の手順を前提にしてフォーマットの生成を行なってきましたので、"MAPCPYSPLF" コマンドを使用します。"MAPCPYSPLF" コマンドを使用すると、Mapping は次のような処理を続けざまに実行します。
- IFS 上に、パラメーターで指定したファイル名ですが、XPS 形式のファイルを生成します。
- XPS ファイルを PDF 形式に変換します。
このような処理は、V7 になって、XPS 形式のファイルを中間言語として生成した後、様々な種類の形式のファイルに変換するというアーキテクチャーに変わったことを表わしています。その結果、予め帳票設計する際の言語やフォーマットの種類は "XPS" の 1 種類だけで済みますので、フォーマットの管理を簡素化できます。なお、V6 と同じように、PDF 用のフォーマットを用意して、"MAPSPLPDF" コマンドを使って、1 回の処理で PDF ファイルを生成することも引き続き可能ですが、処理速度は、MAPCPYSPLF コマンドの方が早いようです。
コマンド・ラインに MAPCPYSPLF と入力して、キーボードの "F4" キーを押すと、次のような画面が現れます。
MAPCPYSPLF コマンドの 1 画面目 |
- spooled file <- スプール・ファイル名です。ここでは "STD132P" を指定します。
- spooled file number <- ファイルNOです。ここでは "6055" を指定します。
- Job Name <- ジョブです。ここでは "QPRTJOB" を指定します。
- Job Number <- (ジョブ) 番号です。ここでは "00308" を指定します。
- User <- ユーザーです。ここでは "QSECOFR" を指定します。
以上のパラメーターによって、対象となるスプールを 1 つに特定します。
- Mapping format <- 今回取り込んだ "STD" を指定します。
- Sequence <- フォーマットのシーケンスを指定します。"STD" では 1種類で "00010" になります。複数のフォーマットを 1 つのスプールに対して適用する場合には、"*MRG" を指定します。
ここで、キーボードの "F10" キーを押して "追加のパラメーター" を実行した後、キーボードの "PageDown" キーを押して、次のページに移動します。次のような画面になります。
MAPCPYSPLF コマンドの 2 画面目 |
- Start page と End page <- スプール・ファイル内で PDF 生成する対象の開始ページと終了ページをそれぞれ指定できるのですが、今回のスプールは 2 ページしかないので、そのままとします。("999999" は、ページ数に関わらず最終ページという意味です。)
- Mapdraw format language <- MapDraw のプロパティで指定した"言語"のことです。"*XPS" を指定します。
- XPS Printer/outfile language <- XPS 形式から変換する先のファイル形式を指定します。"*PDF" を指定します。
ここで、キーボードの "PageDown" キーを押して、次のページに移動します。次のような画面になります。
MAPCPYSPLF コマンドの 3 画面目 |
- XPS outfile <- 生成する PDF ファイルのフォルダーとファイル名を指定します。ここでは、
/home/mapping/std/STD.pdf
と指定します。IFS 上の mapping フォルダーの下の STD フォルダーの下に、STD.pdf という固定のファイル名で PDF ファイルを生成することを表わします。
- Code Page <- 日本語スプールの場合は、半角カナ文字と半角英小文字の文字化けを防ぐため、"290" か "1027" を指定します。今回のスプールでは、どちらも含まないので、どちらの値でも結構です。
以上を指定して、実行キーを押すと、すぐ画面は元の状態に戻ります。指定したファイル名の PDF ファイルが指定した場所に生成できたことが、次のようにして確認できます。
IFS 上に PDF ファイルが生成された |
生成された PDF ファイルの 1 ページ目 |
生成された PDF ファイルの 2 ページ目 |
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