ただ、この方法も完璧ではなく、"DrawF" の画面に取り込んだ後で、編集する必要が出てくる場合が多くあることも事実です。
実際に、Excel で簡単な帳票イメージを作って試してみましょう。使用しているのは、Excel2010 です。簡単な以下のような"見積り書"(サイズ A4)を作成します。
Excel で設計した帳票イメージ |
"XPS" は、以前もお話したようにマイクロソフト社の提唱する電子保存用のファイル形式ですから、Windows7 以降の PC なら標準で選択できます。("名前を付けて保存" の代わりに "印刷" を選択し、ドライバーに "Microsoft XPS Document Writer"を指定すると、ファイル名と保管場所を求められますので、同じ結果が得られます。)
なお、XPS 形式のファイルを画面表示するための "XPS ビューアー" もWindowsには標準機能として用意されていますので、保存した "Test1.xps"ファイルをダブル・クリックすると、次のような画面が起動し、Excel 上の印刷プレビューと同じように表示されます。
XPS ビューアーで表示した画面 |
MapDraw でインポート->リソースを選択 |
XPSファイルを指定して取り込む画面 |
XPSファイルを取り込んだ初めの状態とその拡大、移動後 |
- 固定文字は、Excel の1つのセルの文字が、そのまま 1 つのテキスト・ゾーンとなっていますが、フォント・サイズが小さくなっています。(これ例では、11 ポイントから 9ポイントになっています。)
- 周囲の罫線が、何故か二重線のようになっています。また、各項目間の区切りの縦罫線は、Excel では点線で指定したのですが、通常の実線に変わっています。
DrawF画面の拡大 |
ただ、実際に帳票設計を行なってみると分かるのですが、実は、先にデータの配置を設計する MapF 画面を先に設計する方が、多くの場合は効率的なのです。
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