ワークステーション・プロファイルをメモ帳で開く |
- コンパイルして作成されたPDTファイルを指定したプリンター・セッションを、独自の名前を付けて保管します。保管されるファイルが、ワークステーション・プロファイルと呼ばれるもので、拡張子は、".ws"です。私のPC上のCA V6.0では、C:\Users\ログイン・ユーザー名\AppData\Roaming\IBM\Client Access\Emulator\private に保管されています。
- プリンター・セッションは一旦閉じてください。
- このファイルをメモ帳等のテキスト・エディターで開きます。開くと表示のような画面が現れますので、その中に[printers]と書かれた行を見つけます。
- その下の行に Use_Default=Y という1行を追加します。
- そのファイルを上書き保存して、プリンター・セッションを起動してください。
他に注意が必要なケースは、1ページの行数が66行を越えるデータの場合です。PDFファイルに戻りますが、メモ帳で開くと、/* Session Parameters */の直下に"MAXIMUM_PAGE_LENGTH=066"という行があります。この行の値が、デフォルトの"66"のままの場合、1ページの中のデータの行数が67以上あると、66行目までしか印刷されません。もし 1 ページに 66 行以上の行数がある場合には、この値を大きくしてください。なお、改ページする行数は、あくまでもプリンター・ファイルで定義されているのであって、ここの値ではありませんから、1ページの行数を越える大き目の値にしておけば良いわけです。
また、今までのトラブル対応の経験の中で判明した、追加設定には次のものがあります。これらは当時のPCOMMやCAのバージョンにおいて有効だったものですが、その後のバージョンでも通用するかどうかは、確認していません。
- 透過(ASCII Transparent)モードを使用する場合
- プリンター・セッションのワークステーション・プロファイルの中の[printer]の下に、 ATRN=Y を1行追加して、プリンター・セッションを再起動します。
- 新JISフォントを内蔵していない古いモデルのプリンターで、新JIS並びの文字で印刷する
http://as400printhelp.blogspot.jp/2015/04/jisjis.html
現在使用されているプリンターで、新JISに対応していないような古いものは無いと思いますが、もし、そのようなプリンターでも新JIS並びに合わせた文字で印刷するには、次の設定を行います。
- プリンター・セッションのワークステーション・プロファイルの中の[printer]の下に、 OldJIS=Y を1行追加して、プリンター・セッションを再起動します。