5577プリンター |
その背景としては、前回までお話しした直結型のプリンターが、比較的高価であること、機種が限られていること、そしてインパクト方式のプリンターが中心となっているため、オフィスで多く使用される小型のレーザー・プリンターや、複合機(コピー、FAX、スキャナー、プリンター一体
かつての、プリンター・セッションの設定も、「PDT印刷」でないと縦罫線
InfoPrint1000J PAGESモデル |
直結型の印刷の場合、文字コードは「EBCDIC」形式、制御コードは「SCS形式」でプリンターに送られてくるので、プリンターも内蔵フォントをEBCDIC形式で、制御コードもSCS形式で持っている必要がありますが、プリンター・セッション経由の場合には、プリンター・セッションが文字コードや制御コードを使用するプリンター用に変換するわけです。
日本語の「PDT印刷」の場合には、変換先の制御コードが「5577形式」「ESC/P形式」「PAGES形式」「LIPS形式」等に限定されています。「PDT」とは「Printer Definition Table」の略で、変換元のSCS形式のコマンドと、変換先の5577形式等のコマンドの変換テーブルを意味しています。
文字コードも、EBCDICコードを、5577用のPDTの場合には、Shift-JISコードに変換します。
これは、プリンター・セッションの役割をOS/400自身が行う、HPT(ホスト印刷変換)印刷の場合も同じです。
一方で、ドライバー印刷の場合は、プリンター・セッションもExcelやWord等のWindowsアプリケーションと同じ動きになりますから、プリンター・セッションはWindowsのAPIに従ってドライバーに印刷データを渡し、ドライバーは印刷イメージを生成してプリンターに送信します。
これらの話は非常に奥が深く多岐に渡りますので、詳細は別の機会に譲るとして、次回はこの方式の得失についてお話しします。
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