今までサンプルとして使用している、ベイトップ書房の見積り書の明細のページは、条件を設定していますので、これを使ってご説明しましょう。
明細のページに要求された条件とは次のとおりです。
- 左端に 3 けたのコードが付いた行が明細の行となりますが、全体で何行になるかはページによって異なります。- それらの行の下には、点線の罫線を引きます。
- 最下段の行は、小計の行で、右端に金額のみがあります。この行には、実線の罫線を引きます。
明細ページのスプール・データ |
明細ページのプレビュー画面 |
- グループ名 : g1 (これは任意です。)
- 開始行 : 10
- 終了行 : 68
明細行用の固定グループ |
- ゾーン名 : z11 (これは任意です。ここではグループ g1 の 1 つ目のゾーンであることを表しています。)
- データ位置 桁 : 6, 長さ : 123
- フォント名 : MS ゴシック
- フォント・サイズ : 9
- 固定ピッチ : 18
ゾーンのデータ位置の設定 |
ゾーンのフォントとスタイルの設定 |
ここまでの設定で、プレビュー画面は次のようになります。
3 ページ目のプレビュー画面 |
- 名前 : L11(これは任意です。)
- 太さ、色、種類
グループ g1 内に罫線を引く |
プレビュー画面 |
- "新規" ボタンを押して、条件名を定義します。(ここでは "a" としました。)
- "There isn't" : もし、無かったら
- in line "現在" : グループで指定した 10 行目から 68 行目まで、1 行ずつチェックします。
- between columns "6" and "6" : 6 桁目
- the value " " : ブランク 1 桁
これで、各行の6桁目にブランクが無かったら、つまり何かデータがあったら、この罫線を実行するという条件を設定したことになります。グループの中に指定したゾーンや罫線の条件設定では、行の指定が "現在" や、"+1"、"-1"、あるいは特定行といったように、グループの中の各行との相対関係を指定できる点が、単独のゾーンに設定する条件付けと大きく異なる点です。
罫線の条件設定 |
罫線に条件付けした後のプレビュー画面 |