今回は、前回の続きです。前回は、各行の "数量" と "単価" を掛けて "金額" を計算し、表示するところまで来ました。次は、 "金額" を合計して、"小計" を表示します。
グループ "g1" の中に、次の数値計算ゾーン "PRICEM_TOT" を作成します。
- ゾーン名 : PRICEM_TOT
- データ位置 : 桁 "1", 長さ "0"
- タイプ : メモリー, 数値計算
- ゾーン条件 : "a"
- ゾーンの後に追加する文字 : [[PRICEM]]+[[PRICEM_TOT]]
小計を計算するための数値計算ゾーンの定義 |
グループ "g1" の外に、次のようなグループ "g2" を作成します。このグループの上下方向の位置によって、小計の値が表示される場所が決まります。明細の行数はページ毎に異なりますので、このグループはページの中の下寄りに配置するようにします。
- グループ名 : "g2"
- 開始行 : "1"
- 終了行 : "1"
小計を表示するためのグループ "g2" の定義 |
- ゾーン名 : PRICE_TOT
- データ位置 : 桁 "1", 長さ "0"
- タイプ : メモリー, メモリー置換
- ゾーン条件 : "a"
- ゾーンの後に追加する文字 : [[PRICEM_TOT]] (<- 上で定義した数値計算ゾーンの名前です。)
小計を表示するためのメモリー置換ゾーンの定義 |
この段階でプレビューすると、メモリー置換ゾーンに "金額" の合計が表示されていることが分かります。
小計の計算結果のプレビュー画面 |
ただ、これだけでは不十分で、ページ毎に合計を計算した結果をクリアする必要があります。そのために、次のように、上の数値計算ゾーンと同じ名前の数値計算ゾーンを、グループの外に単独のゾーンとして配置します。
- ゾーン名 : PRICEM_TOT
- データ位置 : 桁 "1", 長さ "0"
- タイプ : メモリー, 数値計算
- ゾーンの後に追加する文字 : "0"
計算結果をクリアするための数値計算ゾーンの定義 |
この数値計算ゾーンのプロパティ画面で "条件" を選択し、次の画面のように条件を "First" を指定すると、自動的に "First Page" という条件を設定したことになります。
数値計算ゾーンに "First Page" という条件を設定する |
ここで強調しますが、ゾーンの定義順は非常に重要です。メモリー・ゾーン、数値計算ゾーン、メモリー置換ゾーン の順番を守ってください。順番を確認するためには、MapDraw のサマリーを使用します。違っていたら移動ボタンを使用して修正します。
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