もちろん、MAPCPYSPLF コマンドや、MAPIFS2PRT コマンドを、既存の CL の中に組み込むことで実現しても良いのですが、Mapping ではアプリケーションを変更せずに業務改革を実現することを志としていますので、ROBOT(ロボット) というサブ・システムを標準で用意しています。
ROBOT とは、大まかに言うと、次のような仕組みです。
- ROBOT が常時監視する対象の OUTQ を定めます。
- その OUTQ に、アプリケーションからスプールが投入されると、予め設定しておいた条件に合致するものに対して、やはり、予め定義しておいたアクション(処理)を行います。
従って、ROBOT を使うと、アプリケーションからスプールを投入する先の OUTQ を ROBOT が監視する別の OUTQ に変更する、あるいは、アプリケーションからスプールが投入されている元々の OUTQ を ROBOT の監視対象とする、それらのどちらかによって、Mapping を使った処理に移行できるわけです。
しばらくは既存の印刷も残しておいて、Mapping による処理と共存させる場合には、前者の方法が適していると思います。
では、これから ROBOT の設定を行っていきましょう。
Mapping メイン・メニューで "14. オペレーション・メニュー" を選択して実行します。
Mapping メイン・メニューで 14 を選択 |
Mapping オペレーション・メニューの画面 |
- ROBOT が監視する "OUTQ 元"
- ROBOTが処理して生成されたスプールが書き出される "OUTQ 移動先"(実際には使用しない場合がほとんどなので、任意の OUTQ で構いません。)
- データのやり取りに使用される "DTAQ"
入出力待ち行列の関連付けの画面例 |
DTAQ 作成の確認画面例 |
"DTAQ" は予め定義しておかなくても、実行キーを押すと、上の画面のように "確定してください" という確認のメッセージが表示されますので、そのまま実行すると設定完了です。その結果は、次の画面のように表示されます。
関連付けを定義した後の画面例 |
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