- プリンターに対する制約が、ほとんど無い。Windowsドライバーを持つプリンターなら印刷可能です。
- 印刷だけではなく、PDF化が可能となるため、メール送信、FAX送信、電子保管など多くの出力方式が使えるようになります。
- 帳票設計の機能によって、帳票の表現力が圧倒的に向上します。例えば、文字や罫線の配置も、行や桁の制限が無くなり、自由になります。また、カラー出力は、これ以外には不可能と言って良いでしょう。
前者は、AS/400上のスプールをWindowsサーバーに受信する -> 設計しておいた帳票フォーマットと重ね合わせる -> Winodwsドライバーを使って印刷する、若しくはPDF生成するという処理の流れになります。このタイプは製品の種類が多いのですが、AS/400のユーザーの多くはWindowsサーバーを立てることを好まない方が多いように思います。
一方、後者は、帳票設計はWindowsの上で行いますが、それを使った印刷やPDF化は、AS/400上で実行します。当ブログの右サイドのリンク先にあるMapping Suiteは、このタイプです。
それぞれのタイプの得失は、次のように考えられます。
- 単にサーバーを別に立てるかどうか以外に、後者は、ユーザーが持っているRPGやCLのスキルを活用できます。
- PDF生成等の処理に、前者はWindowsサーバーのCPUを使用しますが、後者はAS/400のCPUを使用します。負荷の分散という観点から考えると、前者が有利と言えます。
帳票ソリューションの導入には、費用が掛かりますので、次回では、その投資対効果の考え方についてお話しします。
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