1. MapDraw は最新版をご使用ください。私自身も使用していますが、現時点でお客様にご提供している最新版は、"V7.1.0.33432" です。バージョンは、起動直後の画面の右上に表示されます。
MapDraw 起動画面 |
2. Windows10 に限りませんが、MapDraw のインストール・プログラムを実行する前には、C ドライブの直下に、"\MapDraw" といったような空白文字を含まない名前の、インストール先のフォルダーを作成してください。インストール中のフォルダーを指定する画面では、そのまま "Next" ボタンを押すと、"\Program Files" フォルダーにインストールされてしまいます。MapDraw を空白文字を含む名前のフォルダーにインストールすると、何か不可思議な問題が発生する原因となりますので、前もって用意したインストール用フォルダーを指定してから、"Next" ボタンを押してください。
3. MapDraw の設定で必要な共有フォルダーは、ネットワーク・ドライブとして接続した IFS 上の "\mapping" フォルダーとしているユーザーの方が多いと思います。Windows7 では問題なく接続できたネットワーク・ドライブが、Windows10 ではエラー・メッセージが表示されて、接続できないという問題に直面することが多くあります。そのメッセージを読んでみれば分かりますが、これは、Windows7 まで使用されていた、ネットワーク・ドライブを使ってファイル共有するためのプロトコル "SMB(Server Message Block)" のバージョン 1.0 にセキュリティ上の脆弱性があるために、Windows10 では 2.0 になったことに起因します。
OS/400 側は、V7R3 では標準で SMB2.0 に対応しているため、このエラーは発生しませんが、V7R2 では PTF を適用する必要があります。IBM Support のこのサイトに情報があります。
もし、SMB1.0 のままでも良いからネットワーク・ドライブとして IFS に接続したいという場合には、Windows10 で持っている SMB1.0 を有効にすることで対応可能です。
そのためには、次のように設定します。
3-1. "Windows の設定" 画面で、"アプリ" をクリックします。
Windows10 の設定 -> "アプリ" の選択 |
アプリと機能 -> "プログラムと機能" の選択 |
プログラムと機能 -> "Windows の機能の有効化または無効化" の選択 |
SMB1.0/CIFS ファイル共有のサポート |
PC の再起動 |
5. もし、MapDrawを "\Program Files" フォルダーの下にインストールした場合には、次の操作を行って、一旦アンインストールした後に、レジストリーを編集してから、インストールし直してください。
5-1. "アプリと機能" 画面で MapDraw を指定して、"アンインストール" ボタンを押してアンインストールします。
MapDraw のアンインストール |
Command Prompt を実行 |
レジストリー・エディターの起動 |
レジストリー・エディターから \Mapping を削除 |
以上です。