1. MapDraw 上で、対象となるデータを元に、次のように "アーカイブ" ゾーンを追加します。アーカイブ・ゾーンの種類としては、"Index" を選択します。
ここでは、所有者パスワードのゾーン名を"OWNPW"、使用者パスワードをのゾーン名を"USRPW"と名付けます。なお、当然のことながら、アーカイブ・ゾーンは、プレビュー画面でも、PDF ファイルにも表示されません。
パスワード用のアーカイブ・ゾーンの設定 |
3. IFS 上の \mapping フォルダーの直下にある XPSconfig ファイルを編集して、PDF ファイルのセキュリティ設定を行います。ここでは、次のように "PDFPW" という名称のセキュリティ設定を追加します。
4行目 と 5行目で、MapDraw 上で定義したパスワード用のアーカイブ・ゾーン名、所有者用と使用者用を "[[]]" で囲んで定義していることにご注意ください。
<PDFPW>
<language>PDF</language>
<encryptmode>on</encryptmode>
<encryptownerpwd>[[OWNPW]]</encryptownerpwd>
<encryptuserpwd>[[USRPW]]</encryptuserpwd>
<encryptallowprint>off</encryptallowprint>
<encryptallowhightlevel>on</encryptallowhightlevel>
<encryptallowdataextraction>off</encryptallowdataextraction>
<encryptallowaccessibility>on</encryptallowaccessibility>
<encryptallowmodify>off</encryptallowmodify>
<encryptallowcomment>off</encryptallowcomment>
<encryptallowassemble>off</encryptallowassemble>
</PDFPW>
4. 以上で準備できましたので、次のようなコマンドを実行して、先ず XPS ファイルを生成します。
MAPCPYSPLFコマンドの1画面目 |
MAPCPYSPLFコマンドの2画面目 |
MAPXPSコマンドの1画面目 |
MAPXPSコマンドの2画面目 |
PDF パスワードを入力する画面 |
表示された PDF ファイルで "ファイル" -> "プロパティ" -> "セキュリティ" を選択すると、次のように " パスワードによるセキュリティ" とか、"文書のすべての内容が暗号化されている" という説明が表示されているのが分かると思います。
PDF ファイルのセキュリティ画面 |
PDF セキュリティの詳細画面 |